胃がんの治療にあたって、主な方法は内視鏡的切除、外科手術、化学療法の3つに分けられます。がんの悪性度合によってこれら治療法のどれかを選択する事になります。以下治療法の詳細を述べます。
内視鏡的切除は内視鏡を悪性ポリープのところまで近づけて、内視鏡からワイヤーを出してポリープの根元に締め電気によって切除した後回収する治療法です。早期胃がんに用いられる治療法で、手術は鎮静薬・鎮痛薬によって痛みはなく、手術後も腹部に違和感が数日残る程度で、体に最も負担の軽い胃がん治療法と言えます。
外科手術は開腹手術と腹腔鏡下手術の2種類があります。どちらもがんが進行していたり転移する可能性のあるがんの場合で、内視鏡的切除では取りきれない場合に用いられます。どちらも腹部を切り開いて行う手術ですが、開腹手術は医師の目視によって行い、腹腔鏡下手術は腹腔鏡が映す映像をモニターで見ながら手術を行う方法です。
開腹手術は急な出血などの緊急事態に対応しやすく、腹腔鏡下手術に比べ手術時間が短い事が利点であります。一方腹腔鏡下手術は手術中の出血量が少なく、手術後の痛みも少なく、回復も早く、手術後の跡が小さく目立たない事が特長です。
化学療法は抗がん剤によってがんの再発防止や治癒を目指す治療法です。どちらもその副作用が心配されていますが、近年様々な薬剤が開発され、副作用の減少に貢献しています。例えばアレルギー予防には抗ヒスタミン薬やステロイド薬、嘔吐の防止には制吐剤などが挙げられます。